【HSPの葛藤】まさか最大の敵は私自身?|自分を手懐けるための試行錯誤と方法

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【HSPの葛藤】まさか最大の敵は私自身?|自分を手懐けるための試行錯誤と方法

突然ですが、あなたはこの言葉を信じますか?

「最大の敵は、自分自身である」

正直、使い古された言葉ですよね。

私自身、この言葉を聞くたびに、「はいはい、わかってますよ」と、どこか冷めた気持ちであしらっていた時期がありました。

しかし、です。

長い間、この気質と共に生きてきて、あらゆる仕事や人間関係、そして創作活動で、数えきれないほどの失敗と挫折を繰り返してきた今、心の底から思うのです。

村上 亮一

「最大の敵は、やっぱり自分なのかもしれない……」と。

なぜなら、私の人生の指針は、いつだって「納得感」ーー

そして、その「納得感」に満ちた人生を、誰よりも邪魔してくるのが、皮肉にも自分自身だったりすると気付いたからです。

この記事は、小難しい理論や、きれいごとだけの精神論ではありません。

HSPである私が、自分の中にいる「敵」――つまり、自分自身――に、これまでどれだけ振り回され、そして今、いかにしてその「厄介な自分」を手懐けようと足掻いているか。

その、情けなくて、泥臭い、試行錯誤の記録です。

村上 亮一

もしあなたが、自分自身の扱いに悩んでいるのなら、この記事がそんな悩みを解消するキッカケになるかもしれません。

目次

私を支配する「内なる敵」ーー具体的な症状

HSPの特性が……なんて小難しい話をする前に、まずは私が実際にどんなモノゴトに苦悩してきたのか、いくつか具体的に紹介させてください。

村上 亮一

きっと、あなたにも「ああ、これ……私のことだ」と思い当たる節があるはずです。

症状1:完璧主義「終わらないリテイク」

これは特に、音楽制作において顕著でした。

ギターのレコーディングをしていると、自分の中にいる完璧主義の自分が、しつこく指摘し続けるのです。

「そのチョーキング、ちょっとピッチがズレてるわ。はい、録り直し」
「リズムがヨレてるし、クリックより前に突っ込みすぎ。そんな前ノリの曲じゃないから。はい、もう一回」

客観的に聴けば、誰も気づかないような、取るに足らないミスでしょう。

村上 亮一

しかし、私の耳には、そのわずかなズレが、致命的なミスのように誇張されて再生されてしまうのです。

その結果、たった数小節のフレーズを録るのに、半日以上かかることもザラでした。

何十回とテイクを重ね、心身ともに疲れ果てた挙句、結局「一番最初に弾いたテイクが、一番感情がこもっていて良かった」なんて皮肉な結論に達することも、一度や二度ではありません。

この「終わらないリテイク」は、私の創作スピードを著しく低下させました。

そして何よりも「創ることを楽しむ」という、私が大切にしている哲学の根幹を、何度も奪ったのです。

症状2:過剰な共感力「他人の人生における脇役」

昔から、なぜか人によく相談を持ちかけられます。

それはありがたいことなのですが、HSPの過剰な共感力が、時として私を「他人の人生における脇役」へ仕立ててしまうのです。

友人が仕事の悩みを打ち明ければ、まるで自分がその職場で働いているかのように感情移入し、解決策を必死で考え、夜も眠れなくなる。

友人が恋愛で悩んでいれば、その子の恋人のSNSまでチェックしてしまい、勝手に心を痛める。

自分の課題や、やるべきことは山積みなのに、気づけば他人の問題ばかりに貴重なリソースを割いてしまう。

村上 亮一

そして、その他人が問題を乗り越えた時、私は達成感と共に、言いようのない「空虚感」に襲われるのです。

「あれ……自分の人生とは何だ? それに、主役は誰なんだ?」

自分の人生を後回しにしない――そう誓ったはずなのに、良かれと思い、つい自分との約束を破ってしまう。

他人の人生に深く関わりすぎるあまり、もっとも大切にすべき自分の人生を、ないがしろにしてしまうのです。

症状3:深い思考「行動を停止させるブレーキ」

これは、HSS型(刺激追求型)の側面を持つ私にとって、最も厄介な症状かもしれません。

「よし、新しいブログを立ち上げよう!」

そう思い、意気揚々とアクセルを踏み込む。

しかし、その瞬間ーー

村上 亮一

もう一人の私が、ブレーキを(それも有り得ないくらいの力で)踏み込んでくるのです。

「おい、待て待て。そのテーマで、本当に競合に勝てるか?」

「デザインはどうする? WordPressのテーマは何がいい? プラグインは?」

「そもそも、100記事書くまで収益は出ないぞ。それまで本当にモチベーション維持できるのか?」

あらゆるリスクや可能性を、過剰に脳内でシミュレーションし始める。

Aという選択肢のメリット・デメリット、Bという選択肢の将来性など……。

そうやって深く考えれば考えるほど、選択肢は無限に広がり、リスクはどこまでも膨らんでいきます。

そして、最終的にどうなるか?

「やっぱり、まだ準備が足りない。もう少し考えてからにしよう」

村上 亮一

……振り返ると、呆れるばかりです。

しかし、そのようにして、どんどん行動できなくなり、いつしか「やってる感」を出すだけの、頭でっかちな「ノウハウコレクター」になっていきます。

つまり、私にとって「深く考える」ことは、時として「行動しないための一番もっともらしい言い訳」を作り上げる要因。

さらには、「生存 × 挑戦 = 成長」という私が大切している方程式から、「挑戦」という最も重要な要素を奪い、そのたびに成長する貴重なチャンスを逃すのです。

なぜ、私たちは自分に振り回されるのか

ここまで、私の経験談をご紹介しました。

これらの「症状」の根底にあるのが、HSPの特性でしょう。

  • 完璧主義は、「些細なことに気づく」才能が、自分自身の粗探しに転用された。
  • 他人の人生の脇役へ仕立てるのは、「共感力が高い」という優しさが、自分と他人との境界線を見失わせた。
  • 行動を停止させるブレーキは、「深く考える」という知性が、リスクを過大に評価し、行動を阻害させた。

とはいえ、私たちを苦しめる「敵」の正体は、もともとは「才能」や「強み」だったはず。

村上 亮一

つまり、これらの気質をうまくコントロールできず、暴走させてしまって、有効活用できていない状態というわけです。

病気ではない。

性格が悪いわけでもない。

ただ、生まれ持った気質という「エンジン」の特性が、少しばかり極端なだけ。

私は長い間、自分という「車」を、無理やり「飛行機」や「船」に変えようとして、苦しんでいました。

しかし、当然それは不可能で、無意味なこと。

大切なのは、車をどうやって、最高に乗りやすい「立派な車」へ仕上げるか、だったのです。

この事実に気付けただけでも、私は少しだけ、自分を許せるようになりました。

村上 亮一

「そうか、自分がダメなわけじゃない。そういう『仕様』だったんだ」と。

「厄介な自分」を乗りこなすための対策

では、この極端なエンジンと、どう付き合っていくか。

言うまでもなく、敵を消し去ることはできません。

なぜなら、それは自分自身だからです。

私がやっているのは「抗う」ことではなく、「乗りこなす」ための工夫。

村上 亮一

これもまた、まだまだ試行錯誤の連続ですが、現状で私が実践している対策をいくつか共有したいと思います。

対策1:「60点で世に出す」意識を持つ

完璧な100点の作品を一つ作るより、不完全でも「創る」「学ぶ」「楽しむ」サイクルを回し続けることを意識します。

「でも、質の低いものを出したら、評価が下がるんじゃ……」

たしかに、そう思うことはあります。

村上 亮一

しかし、そんな時は自分自身にこう言い聞かせるのです。

「0点で誰にも届かないよりは、60点でも世に出す方が、ずっとマシだ」

「お前の60点は、誰かにとっての100点かもしれない。あるいは、お前の100点は、誰かにとっての60点かもしれない」

「この世に完璧なんてものは存在しない。たとえ一時的に完璧だったとしても、この世は諸行無常。常に移り変わり、いずれは不完全になる」

「宇宙の法則(78:22)に抗うな」と。

もちろん、この記事だって100点じゃないかもしれません。

それでも、こうしてあなたの目に触れている。

村上 亮一

この事実こそが、私は何よりも重要だと考えているのです。

対策2:「感情の物理的デトックス」を習慣にする

これは、頭でっかちになるのではなく、「身体という貴重な資本を大切にする」という、基本に立ち返るための習慣です。

  • 近所を30分、ただ歩く。 スマホは見ずに、空の色や、風の匂い、道端の草花に意識を向ける。
  • ギターを、何も考えずに弾きまくる。上手いとか下手とか、そういった評価軸を一切捨てて、ただ音を出す快感に身を委ねる。
  • 無心で家事に取り組む。頭に溜まったドロドロしたエネルギーを、筋肉の疲労感で上書きしつつ、「今」に集中することで精神を落ち着かせる。

頭の中でこねくり回している悩みや問題は、ひとまず物理的に体を動かすことで、驚くほどスッキリします。

村上 亮一

そして、頭が冴え渡ることで、意図せず直感によって、その悩みや問題が解消することだってあるのです。

対策3:「自分軸の確認作業」をスケジュールに取り入れる

「ワクワクしないことはしない」という哲学を徹底するため、そして、潜在意識や深層心理に定着させるための作業です。

例えば、私は手帳やメモアプリに、これらを定期的に書き出すようにしています。

  • 今、私が本当にやりたいことは何なのか? それは好きなことか?
  • この行動は、誰のため? 自分のため?
  • 嘘偽りなく、自分の人生を生きているか? 主人公は自分か?

これまた定番のフレーズばかりで、正直、期待外れだと感じた方もいるでしょう。

しかし、私たちHSPは、思っている以上にこれらを意識しなければ、いとも簡単に、自分の人生のハンドルを他人に明け渡してしまうのです。

村上 亮一

だからこそ何度も基本に立ち返り、しっかりと自分でハンドルを握っていることを確かめながら、「厄介な自分」を乗りこなしましょう。

最後に:自分という敵を観察して、コントロールしよう

正直に言えば、私の中から「敵」が、完全に消え去ったわけではありません。

今でも、完璧主義の自分は口うるさいし、おせっかいな共感力は顔を出すし、行動を停止させるブレーキだって、すぐに踏もうとします。

しかし、昔と違うのは、その「正体」と「対処法」を知っているーーということ。

だからこそ、無駄に戦ってエネルギーを消耗することがなくなりました。

村上 亮一

言うなれば、やや扱いの難しい「厄介な同居人」くらいに思えるようになったのです。

「はいはい、また言ってるわ。でも、今日はこうさせてもらうよ」

そうやって、適当にあしらいながら、そして時には彼らの鋭い指摘を参考にしながら、私は私の人生を、なんとか前へと進めています。

もしあなたが、かつての私と同じように、自分の中にいる「敵」の扱いに困り果てて、生きづらさや孤独を感じているのなら……。

これまでの私の泥臭い試行錯誤が、あなたの道を照らす、小さな光やヒントになれたら、それ以上に嬉しいことはありません。

村上 亮一

なお、言うまでもなく、この世に完璧が存在しないように、「完璧な解決策」なんてものは存在しないのでしょう。

けれど、「極端なエンジンを積んだ自分」を乗りこなすための挑戦は、いつからだって始められます。

まずは、あなたを苦しめる「敵」の正体を、じっくりと観察することから始めてみましょう。

それはきっと、あなたが自分自身をコントロールするための、価値ある一歩になるはずです。

もちろん、その一歩ですら、不完全で良いのです。

だからこそ、気負わずに小さな一歩からチャレンジしましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

以上、村上 亮一でした。

村上 亮一

ではでは、したっけね~!

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