【逃げるが勝ち】HSPの逃げ癖の正体とは?|対策から活用方法まで解説

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【逃げるが勝ち】HSPの逃げ癖の正体とは?|対策から活用方法まで解説

「またしても、逃げてしまった……」

目の前に現れたチャンス。
深まりかけていた大切な人との人間関係。
安定していたはずの仕事や環境などーー

村上 亮一

「あぁ、もう無理だ」と感じた瞬間、すべてを投げ出してリセットしてしまった経験や、逃げ出してしまった自分を責めたことはありませんか?

HSP(Highly Sensitive Person)の気質を持つ方の中には、自分を「逃げ癖があるダメな人間だ」と自己否定してしまっている方も少なくないと思います。

しかし、その“逃げ癖”は、本当にネガティブなことであり、あなたの弱さなのでしょうか?

また、その罪悪感や不安は、あなたが一人で抱えるべきものなのでしょうか?

無論、そんなことはありません。

村上 亮一

この記事は、かつての私のように「逃げる」自分に苦しみ、その理由がわからずに悩み続けているあなたのために書きました。

HSPの「逃げ癖」の正体を科学的・心理的に解き明かし、具体的な対策や、その繊細な感性を「強み」として活用していく方法まで、私の経験を込めてお話しします。

この記事を読み終える頃には、あなたは「逃げる」という行為をポジティブに、そして、まったく新しい視点で見つめ直せるようになるでしょう。

目次

HSPには「逃げ癖がある」と誤解される理由

そもそも、なぜHSPは「逃げ癖」があると誤解されたり、「逃げている」と見られがちなのでしょうか?

それは、HSPの脳の働き、その気質そのものに深く根差しています。

HSPの根幹をなす4つの特性「DOES」(ダズ)。

村上 亮一

この特性こそが、「逃げ」という行動の引き金を引いているのです。

  • D (Depth of processing):深く処理する
    HSPは、一つの物事に対して、あらゆる可能性を深く、広く、そして多角的にシミュレーションします。
    それは、未来に起こりうるリスクを予見し、最悪の事態を回避するための、優れた危機管理能力に他なりません。
    しかし、その能力の高さゆえに、行動する前からあらゆる障害や失敗の可能性を鮮明に描き出してしまい、結果として行動にブレーキがかかってしまうのです。
    周りからは「考えすぎ」「行動が遅い」と見え、挑戦から「逃げている」と誤解される最初の原因が、ここにあります。
  • O (Overstimulation):刺激に過剰に反応しやすい
    人混みの喧騒、強い光、相手の些細な表情の変化、不機嫌な声のトーンなど……。
    多くの人が気にも留めないような刺激を、HSPは何倍もの強度で受け取ってしまいます。
    心身が許容できる刺激のキャパシティは小さくないものの、捉える刺激が大きいため、早い段階で許容量を超えるのです。
    そして、刺激が許容量を超えると、当然のことながら、心身は危険信号(アラート)を発します。
    その場から離れたい、一人になりたいという強い欲求は、酷使した神経を休ませるための、正常な防衛本能なのです。
  • E (Emotional reactivity / Empathy):全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
    他人の喜びや悲しみを、まるで自分のことのように感じてしまう高い共感力。
    それは素晴らしい資質である一方、他人の期待やプレッシャー、あるいは集団の同調圧力といったものまで、敏感に吸収してしまうことを意味します。
    「期待に応えなければーー」という重圧に押しつぶされそうになったり、他人の課題まで背負い込んでしまったり……。
    そんなプレッシャーから解放されるための唯一の手段が、人間関係や環境から物理的に距離を置く、つまり「逃げる」ことになるのです。
村上 亮一

そして、これらの特性に追い打ちをかけるのが、HSPが陥りがちな「完璧主義」。

失敗を極度に恐れるあまり、「100点でなければ意味がない」「少しでも欠点があるなら、始めない方がマシだ」という思考に囚われてしまうーー

この完璧主義が、挑戦への高いハードルとなり、行動そのものを「回避」させてしまうのです。

つまり、HSPの「逃げ」とは、決して無責任や怠惰から来るものではなく、鋭敏すぎるアンテナが危険を察知した結果であり、繊細な心身を守るための、切実なSOSサインと言えるでしょう。

私の「逃亡」の歴史

偉そうに解説している私自身、何を隠そう、この「逃げ癖」と共に半生を歩んできた人間です。

村上 亮一

私の人生は、傍から見れば「逃亡」の歴史そのものかもしれません。

私は長年、ギタリストとして音楽活動に心血を注いできました。

ありがたいことに、ライブの動員は少しずつ増え、プロのアーティストからお声掛けいただく機会もありました。

いわゆる「メジャーデビュー」という、かつて夢見たステージに繋がるかもしれないチャンスが、目の前にぶら下がっていた時期もあったのです。

しかし、私はそのチャンスから逃げました。

  • 活動の規模が大きくなるにつれて増していく、人々からの期待。
  • (好意的ではあっても)SNSで向けられる、無数の視線。
  • ライブハウスの爆音と、熱気という名の過剰な刺激。

私の心は、「評価されること」への恐怖と、「期待に応えられなかったらどうしよう」というプレッシャー、そして、あらゆる刺激で張り裂けそうになっていました。

これ以上、この刺激の中に身を置いたら、自分という存在が失われてしまう……。

村上 亮一

そう本能的に感じた私は、自らその道を閉ざし、より小規模で、自分のコントロールが及ぶ範囲の創作活動へと舵を切ったのです。

また、音楽だけで生計を立てることが難しかった時期、私は生活のために様々な仕事を経験しました。

しかし、正社員や会社という組織の一員として、決められたルールと人間関係の中で働き続けることに、どうしても馴染むことができなかったのです。

満員電車の閉塞感、オフィスの騒音、意味を見出せない会議や飲み会など……。

安定した収入や社会的地位という「正解とされる」道からも、私は逃げ出しました。

もちろん、上司や知人からは「もったいない」「なぜ一番良いところでやめるんだ」と、何度も言われたものです。

村上 亮一

その度に、私は「自分は社会不適合者なのではないか?」「どうして皆と同じようにできないんだ?」と悩み、落ち込みました。

しかし、今なら断言できます。

あの時の「逃げ」は、すべて正解だった、と。

成功や安定から逃げた先に見つけたのは、「マルチクリエイター」という、誰にも定義されない、私だけの生き方でした。

ライブのステージに立つ代わりに、静かな自室で、本当に届けたい人に向けて楽曲を作り、文章を綴る道を選んだ。

会社に属する代わりに、自分の裁量で仕事を選び、心穏やかに過ごせる時間を確保する道を選んだ。

あの「逃げ」は、世間的な成功を失う「敗北」ではありませんでした。

村上 亮一

自分という人間の扱い方や取扱説明書を理解し、自分だけの幸せが在る場所へと向かうための、主体的な「選択」だったのです。

「逃げ癖」を「強み」に変えるための具体的な対策と活用法

過去の私と同じように「逃げる」自分に苦しんでいる方のために、ここからは、その苦しみを和らげるための、具体的な対策と活用法をお伝えします。

これは、精神論ではありません。

村上 亮一

HSPが自分らしく生きていくための、実践的な生存戦略です。

対策1:自己受容ーー「逃げたい自分」を許す

まず、何よりも先に取り組むべきことーー

それは、「逃げたい」と感じる自分を、決して否定しないことです。

「逃げたい」という感情は、あなたの心身が発する、信頼すべき危険信号(アラート)。

村上 亮一

火災報知器が鳴っているのに、「うるさい!」と止めて回る人はいませんよね?

それと同じで、「逃げたい」という警報を無視し、根性論で乗り切ろうとすることは、燃え盛る建物の中に留まり続けるようなもの。

「あぁ……今、自分は限界なんだな」
「危険を知らせてくれて、ありがとう」

そうやって、まずは自分自身の内なる声を素直に受け止め、許してあげてください。

逃げることは、自分を大切にするための、重要な最初のステップなのです。

対策2:環境調整ーー「汚い場所」から物理的に離れる

HSPにとって、環境は人生を左右する重要な要素です。

自分に合わない環境に身を置き続けることは、アレルギー物質を毎日吸い込み続けるのと同じこと。

心身が消耗し、正常な判断ができなくなるのは、当然のことでしょう。

村上 亮一

とにかく、私が「汚い場所」と呼んでいるものから、意識的に距離を取ってください。

例えば、以下のような場所。

  • 愚痴や悪口、不平不満などが蔓延している職場
  • あなたの個性や価値観を頭ごなしに否定する人の近辺
  • 心身が疲弊するだけの満員電車や騒がしい場所
  • 外見が汚い人(毛・匂い・爪・肌・体型を意識していない人)が集まるような場所、など……

あなたを消耗させるためだけに存在する人や場所に付き合ってあげられるほど、人生は長くありません。

そのような環境から離れることに、罪悪感を抱く義務も義理もないのです。

すぐさま距離を取って、躊躇(ちゅうちょ)することなく「損切り」しましょう。

汚い場所から離れることは「逃げ」ではなく、自分の心身を守るための「避難」であり、戦略的な「撤退」に他なりません。

対策3:境界線の設定ーー「自己中」があなたを救う

共感力の高さは、時として、あなたを他人の問題へ巻き込みます。

だからこそ、相手の課題と自分の課題を切り離し、「境界線」を引く勇気を持ちましょう。

「それは、私が背負うべき問題ではない」
「私にできるのはここまで! ここから先は、相手の領域だ」

心の中で、そうやって線引きをするのです。

慣れないうちは、「冷たい」と感じるかもしれません。

しかし、HSPが自分軸で生きるためには、ある種の「健全な自己中心主義」が必要不可欠。

村上 亮一

あなたがすべてを背負い、共倒れになることなど、誰も望んではいないのです。

活用法:改善主義ーー「60点で世に出す」精神を持つ

完璧主義の執着を手放し、「改善主義」へとシフトしましょう。

最初から100点を目指すから、一歩も動けなくなるのです。

だからこそ、まずは60点でいい。

いや、30点でも構いません。

不完全なままで、とにかく世に出してみる。

とにかく、行動してみる。

そして、受け取ったフィードバックを元に、少しずつ改善を加えていけばいいのです。

村上 亮一

この「小さな一歩」の積み重ねが、挑戦への恐怖心を和らげ、「どうせ完璧にできないから……」という理由での“逃げ”を、根本から断ち切ってくれるでしょう。

「逃げるが勝ち」というHSPの生き方

ここまで読んでくださったあなたなら、もうお分かりでしょう。

HSPにとって「逃げる」とは、決して敗北ではありません。

逃げることは、自分に合わない戦場から撤退し、自分が最も輝けるステージを主体的に「選ぶ」という、自分を大切にした生き方なのです。

誰もが欲しがる「偽りの成果や場所」を目指し、消耗し続ける人生が、本当にあなたの望むものでしょうか?

HSPの繊細な感性は、競争の激しい場所や過剰な資本主義では、かえって足枷になることすらあります。

それよりも、あなたが心の底から「心地良い」と感じる場所(直感によって導かれた場所や、まだ誰も足を踏み入れていない未開の地など)を探し、そこで唯一無二の花を咲かる人生を望むのではないでしょうか。

村上 亮一

そのための道しるべとなるのが、「逃げたい」という、あなたの正直な感情なのです。

私がライブ中心の音楽活動から「逃げた」先に、楽曲制作や情報発信という、今の穏やかで充実した日々があったように……。

あなたの「逃げ」の先にも、必ず、あなただけのかけがえのない居場所が待っています。

結論:HSPよ、堂々と逃げよ!

繰り返しますが、「逃げる」ことはネガティブなことでも、弱さでもありません。

逃げることは、自分という人間を誰よりも深く理解し、自分の人生を心から大切に思うがゆえの、「繊細な強さ」の現れなのです。

村上 亮一

何度も逃げる度に、人生がチューニングされていき、次第に納得感のある「自分軸の人生」を謳歌できるようになります。

だからこそ、もう自分を責めるのはやめましょう。

あなたの「逃げたい」という感覚は、あなただけの幸せな場所へと導く、信頼すべき直感であり、優秀なナビゲーションシステムなのです。

ぜひ、その内なる声を信じて、あなただけの道を堂々と歩んでいってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

以上、村上 亮一でした。

村上 亮一

ではでは、したっけね~!

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