「GT-1」は「BOSS」から販売されているマルチエフェクターです。
コンパクトなうえに手頃な価格。
さらに、上位機種レベルの高品質なサウンドと柔軟なカスタマイズ性。
そして、WEBからプロの音色を即座にダウンロードできる上に、簡単に音色を探せる「EASY SELECT」や直感的に音色を調整できる「EASY EDIT」機能の搭載、アルカリ電池で長時間使用が可能など、あらゆるシーンで活躍するため、オススメの機材として紹介されることもしばしば。
ただし、「実際に利用している人の口コミを見てから決めたい!」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「GT-1」の評判・口コミを徹底調査し、「GT-1」は本当におすすめできる製品なのか解説していきます。
忖度なく紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
BOSS / GT-1とは?
自宅練習から本番ステージまで一緒の頼りになるパートナー
GT-1はハイクオリティなサウンドを、軽くてコンパクトなボディに凝縮したマルチ・エフェクターです。進化し続けるCOSM技術により磨き上げられたエフェクトとアンプでプロフェッショナル・レベルのサウンド・クオリティを実現。さらに BOSS TONE CENTRALから世界のトップ・ギタリスト達が作成したバラエティ豊かな即戦力パッチをダウンロードし、簡単に選んで使うことができます。シンプルで直感的な操作に加え、音色を素早く選ぶことができるEASY SELECT、音色を簡単にエディットできるEASY EDIT機能を搭載。プロ・クオリティのサウンドをソフト・ギター・ケースに入れて手軽に持ち運び、自宅からストリート、スタジオ、ステージまで、どんな場所でも簡単に素早く音色を呼び出して使えます。
BOSS公式サイトより引用(https://www.boss.info/jp/products/gt-1/)
・BOSSのハイクオリティ・サウンドを軽くてコンパクトなボディに凝縮。
・ソフト・ギター・ケースでの運搬時にもケースや楽器を傷つけにくい、安心のエッジレス設計。
・アルカリ単三電池4本で約7時間駆動可能で、ストリートでも活躍。
・BOSS TONE CENTRALから即戦力のプロ音色をダウンロード。
・音楽ジャンル等からパッチの音色を検索できるEASY SELECT、直感的に音色を調整できるEASY EDIT。
・外部コントロールやアサイン機能、USB接続等の拡張性も充実。
・オンライン・プラットホームのBOSS TONE EXCHANGEでユーザー同士が自由にライブセットを共有可能
■主な仕様
サンプリング周波数: 44.1 kHz
AD変換: 24ビット+AF方式
※AF方式(Adaptive Focus method)はADコンバーターのSN比を飛躍的に向上させるローランド/ボス独自の方式です。
DA変換: 24ビット
エフェクト: 108種類
メモリー: 99(ユーザー)+99(プリセット)
フレーズ・ループ: 32秒
規定入力レベル: INPUT:-10dBu、AUX IN:-20dBu
最大入力レベル: INPUT:+7dBu、AUX IN:0dBu
入力インピーダンス: INPUT:1MΩ、AUX IN:27kΩ
規定出力レベル: OUTPUT(L/MONO、R):-10dBu、PHONES:-10dBu
出力インピーダンス: OUTPUT(L/MONO、R):1kΩ、PHONES:44Ω
推奨負荷インピーダンス: OUTPUT(L/MONO、R):10kΩ以上、PHONES:44Ω以上
接続端子: INPUT端子、OUTPUT(L/MONO、R)端子:標準タイプ
CTL2, 3/EXP2端子:TRS標準タイプ
AUX IN端子:ステレオ・ミニ・タイプ
USB COMPUTER端子:USBタイプB
DC IN端子
電源: アルカリ電池(単3形)×4、ACアダプター(PSA-100推奨)消費電流200 mA連続使用時の電池の寿命アルカリ電池:約7時間
※使用状態によって異なります。
付属品:
取扱説明書
「安全上のご注意」チラシ
アルカリ電池(単3形)×4
保証書
ローランド ユーザー登録カード
アクセサリー(別売):
ACアダプター:PSA-100
※一般的な9VDCセンターマイナスのアダプターでも動作しない場合がございます。純正アダプターの使用を推奨致します。
フットスイッチ:FS-5U、FS-6、FS-7
エクスプレッション・ペダル:FV-500L、FV-500H、Roland EV-5
■サイズ(W x H x D):305x152x56mm
■重量:1.3kg
BOSS / GT-1の口コミ結果を紹介
それでは、あらゆる媒体から調査した利用者の「本音の口コミ」に基づいた結果をご覧ください。
使用感
- 非常に軽くコンパクトであるため、電車移動が必要な時に便利。
- ギターバッグに収納可能で、両手が空いた状態での持ち運びができるため、移動が快適。
- 小さいが決しておもちゃっぽくなく、しっかりした作りであり、適度な重さがあり踏んでもズレない。
- サイズがコンパクトで、部屋に置いても邪魔にならないため、いつでも使用できる点が気に入っている。片付けと準備の手間がなくなり、気軽にギターを楽しめて最高。
- 自宅でDAWと連携して使用している。サイズが小さいため、デスクトップにも配置しやすい。とはいえ、ライブやスタジオ練習では上位機種の方が使いやすい。
- スイッチが少ないため不便に感じることもあるが、アサインにより解消可能。「FS-5U」のような外部スイッチを追加することで、さらに使いやすくなる。
- 追加フットスイッチ無しでも、アップダウンスイッチとCTLスイッチ3つに動作アサインを工夫すれば、ライブで充分に使用可能。
- そのままでも十分使えるが、「FS-6」や「FS-7」のようなフットペダルを追加することで、さらに使いやすくなる。
- CTRペダルだけでなくDOWN/UPペダルにも機能をアサイン可能で、ライブで不足と思ったことはない。アサイン機能を使いこなすことで機動性と汎用性が拡がる。
- アップダウンスイッチもコントローラーとして設定すれば、1つのプリセット内で5つスイッチング出来ることになるため、曲中での音色をさらに扱いやすくなる。
- ユーザーによるカスタマイズ性が高い。アップダウンのスイッチはエフェクトのオンオフに使用している。パッチの切り替えはアップダウンの同時押しでアップ、ダウンとCTL1同時押しでダウンとしている。チューナーはエクスプレッションペダルを最小値にした時に起動するように設定している。
- スイッチング、アサインの自由度が高く、パッチ切り替えやソロ時の音量アップなどの細かな設定が可能で、カスタマイズ性の高さが魅力。
- 青や赤に光る見た目がおしゃれで気分が上がる。
- エフェクトをアサインしたスイッチが赤く光り、視認性が良い。また、タップをアサインするとスイッチが点滅するため、暗転すると足元が華やかになる。
- ブルーLEDのフットスイッチの魅力に惹かれて購入した。
- チューナーの感度がちょうど良く合わせやすい。
- 他社のチューナーを使っていた時は敏感すぎて使いにくかったが、「GT-1」に搭載されているチューナーは使いやすくて驚いた。地味なところではあるが、チューニングが合わなければどんなに良い音でも破綻してしまうため、かなり重要なポイントと感じている。
- プリセットの選曲が工夫されており、ジャンルや歪み度でのソート、フィルタリングが可能。これまでのマルチエフェクターとは違い、最初から最後まで音色を確認することなく、迅速に目的の音色を探せる。
- 好みのフォルダ(バンク)が作成可能で、お気に入りの音色をまとめておけば、音を探す手間が大幅に減る。
- 「EASY SELECT」と「EASY EDIT」によるプリセット選択とパラメーター調節が便利。感覚的にプリセットを選んで、手軽にパラメーターを調整できるため、楽に音作りできる。
- 各種エフェクターやアンプの設定が実機を触っているかのように直感的に行えるため、イメージ通りの音作りが可能。
- 「GT-100」使用時と比較して、「GT-1」では調整の手間や音作りにかける時間が大幅に短縮した。良い意味で機能や作り込める要素が減ったおかげ。本当に必要なパラメーターが厳選されているように感じている。
- 「GT-100」とは違い、「GT-1」ではFX1,2内でエフェクトをまとめることにより、同時使用エフェクト数に制限があるが、慣れれば問題なく使用可能。さらに必要に応じて、別途でコンパクトエフェクター(コンプやブースター)を加えて対処すれば、よりストレスなく利用できる。
- 単3電池4本で長時間運用可能で、ニッケル水素電池でも長時間の運用が可能。(ちなみに、リハ4時間・本番2時間の合計6時間持った)
- マルチエフェクターは初心者向けというイメージがあるものの、「GT-1」については中上級者向け。設定の幅や自由度が高く、かなり触りがいのある機材だと感じる。
- PCのエディターがよくできており、作業効率が格段に上がる。
- WEB上から世界中のプロの音色が入手可能なのが嬉しい。音作りが苦手・面倒・難しいと感じている方でも難なく使える。
- フロアタイプながら、PC上のエディターソフトがあるため、PCでの使用に問題なし。
- ライブでも使用可能だが、フットスイッチが少なく、その場で直感的に操作するには上位機種が有利である。
- パッチ切替はUP/DOWN操作が基本であり、並びとCTLにアサインする機能を厳選する必要がある。音色を多用する曲には不向き。
- フットスイッチの少なさは弱点だが、ソロ時はブーストを踏むことで対応可能。一曲で3つ以上の音色を使用しない場合は問題ない。
- 本体のレイアウトが非常にシンプルであるため、細かい設定やパッチの頻繁な切り替えには手間がかかるが、慣れれば問題ない範囲である。
- シンプルな操作面は良いが、同じツマミやボタンが多機能であり、操作の割り当てが分かりにくい。良くも悪くも自由度が高すぎる。
- ペダルの数が少ないため、外付けでフットペダルを増設したり、ペダルのアサインを編集する必要がある。人にもよるが、ライブでの使用はやや難しいかもしれない。
- センドリターン端子がないため、お気に入りのエフェクターと組み合わせられないのが残念。
- センドリターン端子があって、ペダルがもう少し踏みやすければ最高の機材だったと思う。
- エフェクトは種類別で1つずつしか使用できないのが不便。同タイプのエフェクト(例:歪み系を2つなど)を同時に使用することはできない。また、コーラスやピッチ系、コンプなどはFXカテゴリーで統一されており、最大2つまでしか使えない。マルチエフェクターなのに、モジュレーション系とダイナミクス系が一括りにする仕様には納得できない。
- EQ、コンプ、コーラスが同時に使えないのが弱点。しかし、工夫次第で対処可能なため、致命と言えるほどの弱点ではない。
- アンプシミュレーターがデュアルで使用できない点は残念。音作りの幅が狭まる。
- スイッチが踏みにくく、間隔が狭いため、正確に(真上からまっすぐに)踏む必要がある。とはいえ、ライブ以外では気にならないため、自宅やスタジオなどの普段使いにおいては問題ない。
- スイッチが踏みにくく、正方形の中央部分を正確に踏まないと反応しない。ちなみに、スイッチは「GT-1」独自のパーツであるため、交換不可。対策として、スイッチ上部にペットボトルのフタなどの突起物を貼ることで操作性は改善するものの、視認性の良いLEDを隠すことになり、あまり現実的な対策ではない。
- スイッチがプラスチック製で押しにくく、間隔が狭い。押し心地も良くない。使用1年経過しても押せていないことがある。
- スイッチ2つ同時押しでチューナーが起動するものの、踏み間違いを引き起こすことがある。初期設定の変更をオススメする。
- スイッチが踏みにくく、チューナーやルーパーの起動時に踏み間違うことが多い。特に中央のスイッチが踏みにくい。
- ライブ中にルーパーが誤って作動することがある。あらかじめ設定でルーパーをOFFにすれば良いのだが、それだとルーパーを使いたい時に使えなくなるので困る。ある程度ペダル操作の練習が必要。
- 液晶画面の下部にある操作用ボタンは暗所では見えにくい。バックライトがあれば良かった。
- サイズが小さく持ち運びには適しているが、その分だけ操作しにくく、ディスプレイが小さくて見にくい。当然、ペダルも小さく踏みにくい。主にライブでの使用を目的としていたため、はじめからペダルの多い上位機種を購入した方がよかった。
- ギターシールドを抜かないと電源オフできない仕様が残念。ライブ使用時には不便に思わないが、自宅使用時にはシールドを差しっぱなしにしたい。
- 座りながらだとワウを起動しにくい。しかし、ペダル感度の調整で解決可能。
- 「GT-1」の使用目的(ラインでレコーディングに使うのか・自宅で小さいアンプでプレイするのか・スタジオやライブで大きなアンプで鳴らすのか・ヘッドフォンで使うのか等)を明確にしてパッチを作成しないと、デジタル臭さやチープなマルチ感が出てしまう。適切な出力先とプリアンプの設定や調整、各エフェクトの編集が重要。そういう意味では上級者向けの機材と言える。
- 初心者には操作が難しいが、インターネットにたくさんの情報があるため、必要に応じて情報を探しながら頑張れば使える。
- 個人的には初心者向きの機材ではないと感じている。「GT-1」本体だけで音作りも可能だが、画面が小さいため、PCエディターが必須。さらに、ペダルの数が少ないため、直感的な操作が難しい。特にライブの際は大きな制限を感じる。むしろ初心者には、画面が大きく、操作ボタン・ペダルの数が多く直感的に操作できる「GT-100」などの上位機種をオススメしたい。
音質
- 音が良い。上位機種と比較すると解像度は劣るが、音の立ち上がりはスムーズである。アンプモデリングも優秀であり、BOSSオリジナルのアンプも使えるものが多い。
- BOSSオリジナルのアンプモデリング「HiGAIN STK」は、存在感がありつつも前に出すぎない絶妙な音色で、とても気に入っている。
- 歪み系は「プリアンプ」も「OD/DS」も意外と侮れない。良い音がするし、トーンの効きやダイレクト音の調節も可能である。アナログの歪みとは違った新鮮な音作りが出来る。
- 音については個々の好みやこだわりがあるが、一部で評判が芳しくないBOSS歪みも含め、大きな不満はない。この価格でこの音、そして、操作性。満足している。一度試してみて、不満が出るならば上位機種や他の商品を買えば良い。
- デジタルなのに、アンプの前段の「OD」や「Booster」の出力をかなり上げても、音が破綻しない。実機に近い飽和状態に持っていける。大きな進化を感じる。
- 圧倒的な音の良さ。空間系エフェクトの種類も多く、ディレイだけでも何種類もある。「空間系だけマルチを使う」という人にもオススメできる。
- 音に関しても揺れ物やディレイ、ワウは満足出来る音が作れる。アコースティックシュミレーターやピッチ系も使えるので本当に助かっている。
- 歪みもよくできているが、アコースティックシュミレーターは本当に秀逸である。箱物で鳴らすと、もうエレアコは要らないか?と感じさせるレベルである。
- クリーンやクランチで使っているが、音痩せはほとんど感じず、透明感がありとても美しい。
- よく言われる「音が痩せ」は全く感じない。良くできていると思う。
- 各エフェクトの音はさすがのBossクオリティで素晴らしい。それに対してアンプシミュレーターは追い込みがそこそこ必要である。
- オーディオインターフェイス機能が搭載されているが、個人的に音質は良くないと感じるため、使用していない。
- 上位機種の「GT-100」と同等の音と言われるが、さすがに無理がある。アンプを2系統使用できたり、センド・リターンに好きなエフェクターを繋げられる「GT-100」には実質的に敵わない。
- 7ヶ月にわたり音作りに励んだが、結局、値段相応の音しか作れずに売却した。他のレビューで真空管アンプに繋げばKemperに匹敵するとあったが、それは誇張である。Kemperと比べると、この製品はオモチャに等しい。Kemperに匹敵する音が作れるのであれば、その方法を教えてほしい。
- 自宅での音作りの際にヘッドフォンを使用したが、キャビネットシミュレーターの質が原因なのか、ややライン臭さが感じられた。
- ヘッドフォンアウトの音質が唯一の欠点と感じる。設定を変更することで多少は改善されるが、なぜか抜けの悪さは解消されない。
- ヘッドフォン使用時の歪みが、パッとしない印象になってしまうのが残念である。しかも、設定の変更では解決しなかった。
価格
- この価格でこの音と機能は素晴らしい。エフェクト単体でのトーンやモデリングのトーンもそれぞれが使える音である。
- この価格でここまで操作の自由度が高く、さらにオーディオインタフェイスとして使えるのも最高である。
- 「GT-1」を知り購入することにしたが、これまでの経験から、この値段帯ではどの商品でも大差はないと思っていた。しかし、安物のエレキギターからこれまで出せなかった素晴らしい音色が流れて感動した。
- 上位機種の「GT-100」「GT-1000」も所有しているが、「GT-1」の音は値段から考えると本当に素晴らしい。「GT-100」と近い感覚・音質で鳴らすことができる。
- この音に不満を感じる方は、高額なアンプに直差ししてアンプで音作りする以外、満足できないだろう。というか、アンプ直差しにこだわる方でなければ満足できると思う。音質だけで言えば、プロのステージでも十二分に戦えるスペックを秘めている。もちろんこれが、5万円も10万円もするエフェクターであればここまで絶賛しないが、なんせ2万円前後でこの音質である。素晴らしい。
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その他
- ギターケースに「GT-1」と「シールド2本」あれば、どのスタジオでもライブでもある程度自分の音が出せる。
- ラインでの使用では、やはりケンパーやフラクタルに分があるが、この価格と手軽にスタジオに持っていける点を考えれば、費用対効果は抜群である。
- 一部、批判意見もあるようだが、そもそも使い方を間違えている。これはアンプの前で使うものであり、決してラインで使うものではない。真空管アンプのリターンに繋げれば、ケンパーと十分勝負できる。2万円が30万円オーバーに負けていない。品切れも納得できる。ライブでもレコーディング(+アンプ)でも活躍できる最高のペダルである。
- 4〜5年くらい使っているが、不具合も故障することもない。気兼ねなく、ガンガン利用している。
- ノイズが出るとか所詮オモチャだといった評価もあるが、宅練・リハ・ライブ等必要に応じてガシガシ使っている。音が安っぽい印象は感じない。
- 出力先と出力先の設定が非常に重要。一度鳴らしてみてイマイチだと思った方も、そのまましまい込んだりすぐに売るより、いろんなアンプや接続法を試してみることをオススメしたい。
- 配布パッチが使えるのが良い。「Jack Thammarat Collection」は必ず試奏するべきパッチであり、これだけでポップ・ロック・メタル・ジャズ等、柔軟に対応できるほど充実しており、「GT-1」の真価を発揮できる。
- シンコーミュージックから発売されている書籍は絶対に購入をオススメする。製品紹介のムックは「説明書プラスアルファの不用品ばかり」かと思っていたが、これは違った。ムックを読みながらいろいろ試しているだけで、しばらく遊べる。
- ネット上に使い方などの情報が多く出回っているため、安心して利用できる。また、シンコーミュージックから発売されている「BOSS GT-1の教科書」には、より実践的な使い方やエフェクトの解説が記載されており、より使いやすくなる。
- 一般的なエフェクター2~3台分の代金で本当に様々な体験ができる。ぜひ、購入候補に入れてはいかがだろう。
- どうしても中途半端な機材という印象を受ける。シミュレーターの音を追い込めるため、ライン録音時は良い。しかし、ライブでの使用を想定した場合、ペダルが少なく物足りないと感じることがある。
- ドラムマシン機能がないのは残念である。練習時にはZOOMの「G1 FOUR」を使うようにしているが、使い分けが手間である。練習の利用に重きを置く場合には注意が必要である。
- 保存できるパッチが少ない。1曲平均5パッチあるとして、2時間ライブでは約100パッチを使用する。しかし、ライブ用に書き換えられるLiveSet部分と、作った音色を置いておくユーザーエリアは共通で合計100しかないため、一度に並べられない。これが不便で、前後半に分けてロードすることになるが、USB経由のロードには時間がかかる(1分以上)。そのため、リハーサル中に次の楽曲として「未ロードのパッチを使用する楽曲」を指示されると非常に困る。ユーザーエリアが200あれば良いと感じる。もしくは、変更できないプリセット100の部分に書き込めれば良いと思う。(ちなみに、1ライブの曲数が5〜10曲で、パッチ総数が50〜60で済む人なら困らない。)
- 説明書がシンプルすぎて物足りない。とはいえ、ネット上に情報が豊富にあるため、何とかなると思う。
- 説明書が簡素過ぎて、最終的にはネットのPDFファイルを参照しないと何もわからない。どんなエフェクターが内蔵されているかも明記されておらず、各パッチのエフェクターのパラメーターも記載されていない。ネットで調べてやっとわかるレベル。
- 良くも悪くもできることが多い。想像以上に多くのことができるが、それゆえに初心者には使いこなすのが難しいと感じることがある。ある程度のエフェクター使用知識が必要であるため、あらかじめ覚悟しておくと良い。しかし、ネット・書籍・YouTubeなどさまざまな媒体で情報が発信されているため、先人の力を借りれば解決できる。
- 素晴らしい製品だが、初心者が理解して使いこなすには時間がかかる。取扱説明書は簡略すぎて初心者にはハードルが高い。そのため、「BOSS GT-1の教科書」を別途購入し、どうにか使えるようになった。この教科書なしでは使いこなしは難しい。そのほか、YouTubeには「GT-1」の使い方が多数アップされているため、そちらを参考にすることもオススメ。横文字略語が多く登場するため、とても勉強になる。
BOSS / GT-1の口コミからわかるメリット
・軽くコンパクトで、電車移動時に便利。ギターバッグに収納可能で、持ち運びが快適。
・小さいがしっかりした作りで、適度な重さがあり、踏んでもズレない。
・自宅でDAWと連携して使用可能で、デスクトップにも配置しやすい。
・カスタマイズ性が高い。アサイン機能を使いこなしたり、フットスイッチを追加することで、ライブでの機動性と汎用性が拡がる。
・スイッチング、アサインの自由度が高く、細かな設定が可能。
・青や赤に光る見た目がオシャレで気分が上がる。エフェクトをアサインしたスイッチが赤く光り、視認性が良い。
・チューナーの感度が良く、使いやすい。
・プリセット選曲が工夫されており、ジャンルや歪み度でのソート、フィルタリングができるのが便利。音色探しの手間が軽減されて、時短になる。
・「EASY SELECT」と「EASY EDIT」によるプリセット選択とパラメーター調節が便利。感覚的にプリセットを選んで、直感的にパラメーターを調整できるため、手軽に音作りできる。
・PCのエディターがよくできており、作業効率が上がる。さらに、WEB上から世界中のプロの音色(プリセット)が入手可能で、音作りが苦手・面倒・難しいと感じる方でも難なく使える。
・フロアタイプでありながら、PC上のエディターソフトが用意されているため、PCでの使用にも向いている。
・音の立ち上がりがスムーズで、アンプモデリングが優秀。BOSSオリジナルのアンプも品質が高い。
・歪み系エフェクトも良い音で侮れない。また、トーンの調整やダイレクト音の調節が可能で新鮮な音作りが楽しめる。
・デジタルながら、アンプ前段の「OD」や「Booster」の出力を上げても音が破綻しない。
・空間系エフェクトの種類が多い。その他のエフェクトも充実しており、ワウなど満足できる音が作れる。
・アコースティックシュミレーターやピッチ系も使えるなど、多様な音作りが可能。
・価格に対して優れた機能を提供してくれることに加えて、エフェクト単体でも使えるほど音質が良い。
・操作の自由度が高く、柔軟性があり、価格の割に多様なカスタマイズが可能。
・オーディオインタフェイスとしても使用できるため、コストパフォーマンスが非常に高い。
・上位機種と比較しても遜色ない音質を持ち、価格を考慮すると非常に素晴らしい。
・プロのステージでも十分に使用できるスペックを持ちつつも、価格が2万円前後というコストパフォーマンスの高さ。
・ギターケースに「GT-1」と「シールド2本」あれば、どこでも自分の音が出せる手軽さ。
・長期間使っても故障しない耐久性の高さ。
・配布パッチや専門書籍、ネット上の情報の豊富さ。
BOSS / GT-1の口コミからわかるデメリット
・フットスイッチが少なく、その場で直感的に操作するのが難しい。
・パッチ切替はUP/DOWN操作が基本で、音色を多用する楽曲には不向き。
・本体のレイアウトがシンプル過ぎて、細かい設定やパッチの頻繁な切り替えに手間がかかる。
・センドリターン端子がなく、お気に入りのエフェクターと組み合わせられない。
・エフェクトが種類別で1つずつしか使用できないのが不便。
・上位機種とは違い、アンプシミュレーターがデュアルで使えないため、アンプによる音作りの幅が狭い。
・スイッチが踏みにくく、間隔が狭い。加えて、スイッチがプラスチック製で押しにくい。
・スイッチの踏み間違いにより、誤ってチューナーやルーパーが作動してしまうことがある。そのため、必要に応じてスイッチの設定の見直しが必要。
・液晶画面の下部にある操作用ボタンはバックライトが付いていないため、暗所では見えにくく、操作が難しい。
・ディスプレイが小さくて見にくい。
・「GT-1」の使用目的(ラインで使うのか・アンプで使うのか・ヘッドフォンで使うのか等)を明確にして適切に設定・パッチ作成しないと、デジタル臭さやチープなマルチ感が出る可能性がある。
・ある程度、音作りには知識・経験・努力が必要であり、一部のレビューで述べられるほど高品質な音色を作るのは難しい。
・オーディオインターフェイス機能が搭載されているが、音質の評価がまちまち。
・ヘッドフォンを使用した際、キャビネットシミュレーターにおいてライン臭さを感じることがある。
・ヘッドフォンアウトの音質に抜けの悪さを感じる。しかも、設定を変更しても改善しない。
・ドラムマシン機能がなく、練習時に他の機材が必要になる場合がある。
・保存できるパッチの数が限られており、楽曲数の多い長時間のライブでの使用に不便を感じることがある。
・説明書が簡素すぎて、初めて使う人には分かりにくい。
・多機能であるがゆえに、初心者が使いこなすのは難しい。
・初心者が理解し使いこなすまでに時間がかかる。専門書籍やネット上の情報を駆使しなければ使うのが難しい。
まとめ
以上、「BOSS / GT-1」の評判・口コミをメインに紹介してきましたが、いかがでしたか?
コンパクトなうえに手頃な価格。
さらに、上位機種レベルの高品質なサウンドと柔軟なカスタマイズ性。
そして、WEBからプロの音色を即座にダウンロードできる上に、簡単に音色を探せる「EASY SELECT」や直感的に音色を調整できる「EASY EDIT」機能の搭載、アルカリ電池で長時間使用が可能など、あらゆるシーンで活躍する魅力が豊富な製品です。
あらゆる口コミを探しましたが、不満ゼロと言えるほど満足されている状況です。
コスパの良い製品が欲しい、高品質ながら価格を安く抑えたい方にとって、有力で優秀な機材と言えます。
一方で、以下のような不満が特に目立ちました。
・フットスイッチが少なく、その場で直感的に操作するのが難しい。音色を多用する楽曲には不向き。
・本体のレイアウトがシンプル過ぎて、細かい設定やパッチの頻繁な切り替えに手間がかかる。
・センドリターン端子がなく、お気に入りのエフェクターと組み合わせられない。
・エフェクトが種類別で1つずつしか使用できないのが不便。
・上位機種とは違い、アンプシミュレーターがデュアルで使えないため、アンプによる音作りの幅が狭い。
・ディスプレイが小さくて見にくい。
・スイッチが踏みにくく、間隔が狭い。加えて、スイッチがプラスチック製で押しにくい。
・ある程度、音作りには知識・経験・努力が必要であり、一部のレビューで述べられるほど高品質な音色を作るのは難しい。
・オーディオインターフェイス機能が搭載されているが、音質の評価がまちまち。
・ヘッドフォンアウトの音質に抜けの悪さを感じる。しかも、設定を変更しても改善しない。
・ドラムマシン機能がなく、練習時に他の機材が必要になる場合がある。
・説明書が簡素すぎて、初めて使う人には分かりにくい。
・多機能であるがゆえに、初心者が使いこなすのは難しい。
デメリットが気にならないようであれば、高機能でコスパの良い、非常に優秀な機材です。
ぜひ、自身に適した製品なのか判断して、購入を検討してください。
以上、サルルーンでした!
ではでは、したっけね~!
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