ルンルン!サル散歩!
ということで、今回は、足立区の扇大橋付近を散歩。
清々しく晴れ渡り、天気は良いものの、かなり風が強い日で、体感気温は5℃前後。

寒さと強風に意識が持っていかれてしまう、散歩をするには少し厳しいコンディションでした。
「とはいえ、少しでも歩きたい!」と、半ば意地になりながら散歩を決行。
すると、思いがけない場所にたどり着くことができました。
後ほど紹介しますが、多彩で可愛く芸術的、かなりユニークなお寺です。
さらには、日本を代表する「あの怪獣」も登場します。
ぜひ最後までご覧ください。
日暮里・舎人ライナーのハイライトと、貴重なカーブポイント
日暮里・舎人ライナー(以下、舎人ライナー)の扇大橋駅を降りて、荒川方面へ。
すると、さっそく舎人ライナーのハイライトと、貴重なカーブポイントを発見。


実は、舎人ライナーは始発の日暮里駅を出たあと、ほどんどカーブすることなく、そのまま真っ直ぐ終点の見沼代親水公園まで走ります。
そのため、このようにカーブしている箇所が珍しいのです。



だからこそ、余計にこのなだらかなカーブに曲線美やロマンを感じます。


さらに、首都高速:中央環状線を越える(またぐ)よう、さらに上へ建設されているため、かなりの高さを誇ります。



その高さは、なんと地上から30mにもなるそうです。(マンションで言えば、10階建て相当)


当然の如く走行中の景色は絶景で、荒川はもちろんのこと、周囲の地域を一望できる圧巻の車窓を堪能できます。



ジェットコースターさながらのスリルを体感できますよ。




ただし、高所恐怖症の方にとっては、少し辛い景色となるでしょう。



私もそこまで高いところが得意というワケではないので、正直なところ、少しムズムズしながら眺めを楽しみました。
一方で、当然のことながら、危険な高所の作業を経て作られているので、作ってくれた人々に感謝です。
あらゆる道が交差するカオスポイント
さらに先へ進むと、あらゆる道が交差する地点に差し掛かります。
舎人ライナー/首都高速/公道/歩道など、あらゆる道が積み重ねられており、自動車や人々が縦横無尽に行き交います。




まさにカオスな空間。



しかし、なぜだかここに人間の欲望や叡智、ドラマ/ロマンを感じるのです。
人間の飽くなき挑戦と凄み、底知れぬ欲深さ、自然に争う勇気、そんな情熱のようなものを勝手に感じてワクワクします。
良くも悪くも、あらゆる人々の想いが具現化している、そんな景色。


ひとしきり景色を楽しんだら、そのまま首都高速に沿って歩きます。



しかし、無情にも冷たい強風が体温をグングン奪っていくため、あえなく住宅地へ避難。
多彩で可愛く芸術的、とてもユニークな瑞応寺
住宅地に入って間もなく、突如あらわれた2体の赤い何か。
思わず足を止めます。



(…ビクッ!)


厳かな雰囲気に圧倒されつつも、近寄ってみると…




立派な金剛力士像でした。(いわゆる仁王像)



なんという迫力。そして、圧倒的な肉体美。ジュルリ。
そんな屈強な肉体、金剛力士像の後ろに、ひっそりと姿を見せるのは…





象さんでした。


大きなサイズもさることながら、今にも動き出しそうな迫力があります。
瑞応寺のホームページでは、以下のように書かれていました。
インドでは象が神様のお使いとして大切にされていることにも由来していますが、子どもたちに気軽にお寺を訪れて欲しいという中島住職夫妻の願いが込められています。
瑞応寺を訪れる多くの子供たちに大人気です。
引用元:瑞応寺のホームページ


入口の時点から只者ではない雰囲気を感じつつ、さらに先へ進みます。


すると、厳かな雰囲気を醸し出しつつも、カラフルで鮮やかな建物、本堂が出てきました。





およそ、お寺とは思えない色味のチョイス、今で言う「映える」ようなカラーリングに驚きます。


そして、扉の色味と、まるで目玉のような寺紋。



これ、ガチャピンに見えませんか?
個人的にはガチャピンが建物から顔を覗かせているように見えてホッコリします。
しかしながら、一番の驚きは正面にいる怪獣でしょう。


もうお分かりですね?
そう、ゴジラです。



お寺でまさかのゴジラが登場です。
しかも、真っ赤です。








しかし、なぜゴジラがお寺にいるのでしょうか?
結果から申し上げますと、残念ながら具体的な答えは分かりませんでした。



色々と調べてみたのですが、それらしい理由が見当たりませんでした…
しかしながら、象のモニュメント同様「子どもたちに気軽にお寺を訪れて欲しい」との想いが込められているような気がします。
また、瑞応寺が目指す「昔のように人々が集い合い、語り合えるお寺」に鑑みると、ゴジラを目的に訪れてほしいとの想いも想像できます。



ゴジラと言えば、老若男女、日本人に限らず外国人からも広く愛されている怪獣です。
いずれにせよ、ゴジラを目的に訪れる方が増えて、ゴジラという共通のテーマで交流できるメリットが生まれるでしょう。


精巧な造りに、寒さを忘れるほど、ワクワクしながら撮影してしまいました。
余談にはなりますが、記憶に新しいところでは、「ゴジラ-1.0」を思い出します。
話題となったVFXの凄さはもちろんのこと、戦時中の史実を絡めたような生々しいストーリー、王道ながらも決して期待を裏切らない人間ドラマや対立、ゴジラのカッコ良さと強さ。



ゴジラファンならずとも楽しめる、オススメの作品です!
ひとしきりゴジラを堪能した後、さらに先に進みます。




すると、これまた目を引く、カラフルな狛犬たちを発見(からの、ガチャピンPART2)



建物の色味と合わせているところが、なんともニクイですね。
そして、さらに奥へ進むと…
大きくて立派な菩薩様の像がありました。






ところどころ差し色のようにカラーリングされているのが印象的。



淡い桃色(ピンク)の配色がなんともホッコリ、優しい気持ちにさせてくれます。
その他、小さい象や魚、動物などが並べられていました。






「母の如き優しさと慈愛をもって、世界中のすべての母と子に平安な日々を」という、住職夫妻の願いが込められているそうです。





特に現在は少子化の時代でもありますので、いじめや幼児虐待がさらに減ることの大切さを感じました。
固定概念を覆すエンターテイメント、鮮やかさが魅力の瑞応寺


さて、瑞応寺の様子をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的には、良い意味でお寺とは思えないほどユニークで、芸術的な魅力を感じました。



お寺に詳しくはないものの、こんなに鮮やかで、意外性に満ちたお寺へ来ることは初めてです。
お寺ながらも、人々を楽しませようとする、エンターテイナーの意気込みを感じます。
ちなみに、まだまだ見どころの多い瑞応寺ですが、今回は寒さと強風により、途中であえなく退避。
魅力をお伝えしきれないのが残念です。



暖かい日にあらためて巡りたいと思います。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
以上、サルルーンでした!
したっけね~!
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