「TONEX Pedal」は「IK Multimedia」から販売されているギターアンプシミュレーター / マルチエフェクターです。
小さな本体サイズからは想像できない高音質や、この手の製品としてはお手頃な価格であるため、おすすめの機材として紹介されることもしばしば。
ただし、「実際に利用している人の口コミを見てから決めたい!」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「TONEX Pedal」の評判・口コミを徹底調査し、「TONEX Pedal」は本当におすすめできる製品なのか解説していきます。
忖度なく調査結果を紹介します!
ぜひ最後までご覧ください。
IK MULTIMEDIA / TONEX Pedalとは?
TONEX Pedal は、AI Machine Modeling による Tone Model が使用できる、ステージ / ライブ向けのギターアンプシミュレーター / マルチエフェクターです。世界で最も人気のあるアンプ、キャビネット、ペダル、さらにはあなた自身が所有するギアまで、あらゆるトーンを Tone Model として足元に置いておくことが可能です。
TONEX Pedal は、1台のペダルの中に、希少なビンテージ・アンプやモダンなリグを入れ、ステージで使うことを可能にします。
■原音に忠実なハイエンド設計
192 kHz / 24 bit の低ノイズ・コンバーター、5 Hz ~24 kHzの周波数特性、最大 123 dBのダイナミック・レンジ等、TONEX Pedal は、リアルにキャプチャーされた Tone Model の音質を損なうことなく演奏できます。
■1台のペダルで完全なステージ・リグを構築
TONEX Pedal は、ペダル1つで、ストンプ、アンプ、そしてキャビネットまで、トータルのトーンを構築できます。あなたのサウンドを形作る必要なツールすべてが、このペダルに集約されています。
TONEX Pedal には、必要なトーンシェイピング・オプションが集約されています。また、本体には 3プリセット x 50 バンクからなる最大 150 種類のプリセットを保存しておくことができるので、膨大なセットリストに対応する無数のトーンを1台のペダルに収納して、ステージに備えることができるのです。
■ステージのためのデザインと機能
TONEX Pedal は、過酷なスタジオやツアーでの使用に耐えるアルマイト製シャーシを採用、設計・製造はイタリア本国で行われています。
MIDI入出力を装備しているので、X-GEAR などの MIDI 端子搭載ペダルと組み合わせたり、EXT. CONTROL 端子 にエクスプレッション・ペダルを接続し、任意のパラメーターをリアル・タイムに調節したりすることも可能です。
■無限に広がるトーンのコレクション
TONEX Pedal は、単なるエフェクト・ペダルではなく、TONEX シリーズからなるトーンのエコシステムの一翼を担う製品です。このエコシステムは、現在ハードウェア、Mac / PC 版ソフト、iOSアプリに展開し、スタジオの DAW 上ではプラグインとして、自宅練習時には iOS アプリ上で、そしてステージ上では TONEX Pedal というように、場所やデバイスの壁を越えて広がっています。エコシステムの核となる Tone Model は、TONEX Pedal 、TONEX Mac/PC 版、TONEX iPhone/iPad 版でご利用いただけます。
■スタジオとステージの統合
付属 TONEX MAXソフトウェアは、リグのモデリングだけでなく、スタンドアローンやDAWのプラグインとしてご利用いただけます。また、TONEX Pedal には AmpliTube 5 も付属しており、この AmpliTube 5 内のギアとしても TONEX は利用可能です。このように、Tone Model は、TONEX Pedal だけでなく、Mac/PC 上でも同じように使用できるため、ステージとスタジオのトーンを完全に統合することができるのです。
なお、TONEX Pedal は、24bit /44.1kHz の USB オーディオ・インターフェースとしても機能します。オーディオ・インターフェースを持ち歩かなくても、ペダルとMac / PC を直接接続して録音することも可能です。
■スペック
150 customizable presets
MIDI IN/OUT
Ultra-low noise, 24-bit/192 kHz converters.
5 Hz?24 kHz frequency response
Up to 123 dB dynamic range
USB connection/ 24-bit/44.1 kHz audio interface
Expression pedal input to control any parameter
Headphone output
Selectable true or soft bypass
Size: 176 mm/6.92” x 142 mm/5.59” x 55 mm/2.16”
Weight: 906 g/ 32 oz
■付属品
TONEX Pedal
USB A-Type to USB B-Type connection cable (1.5m/4.32ft)
Power Supply Unit
4 adhesive rubber feet
IK MULTIMEDIA / TONEX Pedalの口コミ結果を紹介
それでは、あらゆる媒体から調査した利用者の「本音の口コミ」に基づいた結果をご覧ください。
音質
- 音が圧倒的に良い。
- 音の解像度が非常に高く、クリアでリアルな音質。
- レンジが広く、真空管アンプの深みやジューシー感、スタックアンプの重量感や音圧をリアルに再現している。
- 小さなサイズながら、他社の20~30万円以上する機種と遜色ない音質。
- ハイゲイン系のアンプモデルの音質が素晴らしく、ピックに追従して音が嚙みつく。
- キャプチャーモデルによっては、競合他社の製品の中で最も良い音が出る。
- マルチエフェクターのセンドリターンに接続するだけで、ハイエンド機種の音質を実現。
- プリセットの音色でも十分すぎる音質。キャプチャーやネット経由で音色をダウンロードせずとも満足できる。
- ピックアップのリアとフロントを切り替えた時の音色の違いが本物の真空管アンプと同じ。
- リバーブが秀逸で、シンプルで生々しいアンプサウンドが広がる。
- キャプチャー機能をフルに活用するにはPCとリアンプ機能のあるA/Iが必要だが、キャプチャーされたヘッドやヘッド+キャビの音質はKemperより優れていると感じる。
- 宅録にも最適で、ミックスしやすい音域を提供してくれる。
- Kemper、QuadCortexを所有した経験があるが、TONEX Pedalのアンプモデリング、アンプシミュレーターとしての音の良さや再現性が最も優れていると感じる。
驚くべきことに、ネガティブな口コミは見つかりませんでした!
価格
- 音質、付属ソフト等、とにかくコスパが最高。
- 付属ソフトのAmplitube maxとTonexだけでも元が取れる価格設定が良い。
- 価格は約6万円だが、ソフトウェア版も含まれており、宅録やライブにも適しているため、非常にコスパが良い。
- Amplitube5とTONEX MAXのソフトウェアをセールプライスで購入すると90,983円がかかるが、このペダルを購入すると無料でダウンロード可能だった。
- TONEX MAXとAmpliTube 5 MAXがセール価格でも高価であると思ったが、TONEX pedalにはこれらがバンドルされているため、非常にお得と感じた。
- TONEX Pedalは、Amplitube 5とTONEX MAXという高価なソフトウェアがバンドルされており、オーディオインターフェースとしても使用可能で、非常にお得。
- Kemperなどの高価な他社製品に対して引けを取らない音質なのに安い。
- 競合他社製品が20万円とかする中、この価格でこの音質が手に入るなんて、とんでもない時代になった。
- 音質を向上させたいが、他社の高額な製品(20~40万円)を買うほどの余力がない方にオススメしたい。
- 今後の値上げが心配。Line6のHX Stompのように、値上げされる前に買うのが吉かと思う。
使用感
- Tone NETにはユーザーがアップロードした大量のTone Modelがあり、クリーンからハイゲインまで理想に近いトーンを見つけることができる。
- 使いやすいと感じたため、Kemperを売却した。
- マルチエフェクターとのプリセット同期がMIDI接続で直接可能であるため、使い勝手が良い。
- 単体のキャビネットIR機としても利用可能で便利。
- 家での使用やスタジオ、ライブハウスでのアンプ使用など、様々な使い方ができるため重宝している。
- コンプ、リバーブ、ノイズゲートの基本的なエフェクトしか搭載されていないが、DAWやエフェクトボードに組み込むことを考慮すれば問題ない。
- チューナー機能が追加されて、さらに利便性が向上した。
- TONEXとAmpliTubeのPC版ライセンスがあるため、DTMにも便利。
- KemperやQuadCortexはオールインワンではあるものの、不必要な機能が多いと感じる。一方で、TONEX Pedalは不要な機能を削減し、アンプモデリングに特化してコストダウンを実現している。
- KemperやQuadCortexと比較して、操作性が直感的で扱いやすい。
- 設定が難しいか環境によるかは不明だが、ノイズゲートの閉まりがきつく、減衰の音切れが急で使いにくい。しかし、ミドルゲインまでなら問題なし。
- ノイズゲートの質がアップデートされれば改善される可能性あり。
- 利用できるエフェクトに制限あり。一台で全てを完結したい人には不向き。
- ペダルボードに組み込み、お気に入りのエフェクターを使用するスタイルには適している。
- これ1台だと痒いところには手が届かない感じ。マルチエフェクターのセンドリターンに繋ぐのが最善な気がする。
- PCやタブレットとの連携が前提。デジタル機器に抵抗がない人向け。
- 現時点でのライブラリエディタの出来は良くない。PC上での作成や調整が必須。今後の改善に期待している。
- TONEXソフトウェアのUIや使い勝手に不満はあるが、音質は良い。
- UIとマニュアルが分かりにくい。特に関連ソフトウェアのインストールが困難。
- スイッチ部の品質が低いと感じる。
- GAINやEQの操作による音の変化に不自然さを感じる。
- TONEX Pedal本体では、PC版のようにEQの中心周波数を設定することができない。
その他
- 一部のユーザーからのノイズに関する指摘があるが、環境次第なのかノイズは全く発生していない。タコ脚配線を使用してもノイズは出なかった。
- TONE netに接続し、Kemperのように他のユーザーがキャプチャーしたリグをダウンロードして使用できる。これにより選択できるアンプの種類は無限に広がる。
- TONEX MAXが付属しており、これだけで提供されるアンプの種類については十分過ぎるほど。それで足りない場合でも、TONE netで共有されているリグを使用すればよいが、その必要性を感じないほど充実している。
- Send & Return 端子が欲しかった。
- センドリターン端子がないため、ディレイをアンプの後段に配置できないという問題がある。
- ノイズの問題が指摘されているが、ヘッドホンアウト使用時のことかと思う。
- ヘッドホンアウトを使用する際にノイズが目立つ。これはコスト削減のための貧弱なヘッドホンアウトによるものかもしれない。
- 製品自体が雑音に弱く、雑音を発するような印象を持っている。
- ノイズゲート、リバーブ、EQは基本的にオマケ程度の品質であり、外付けの使用が必須と感じる。
- 多機能を求めるユーザーにはTONEX Pedalは向かない。
- せめてディレイは搭載してほしかった。
- 製品の作り自体に高級感は感じない。
- マニュアルが英語のみであることが辛い。
- IK Multimedia製品に慣れていない日本人ユーザーも多いと思われるため、インストール関連やトラブルシューティングのための日本語による分かりやすいガイドライン、説明書、よくある質問ページなどの日本語対応を望む。
IK MULTIMEDIA / TONEX Pedalの口コミからわかるメリット
・音質の良さ
・プリセットの品質の良さと豊富さ
・競合他社の製品と比較して、圧倒的に安価
・ハードだけではなく、ソフトフェアも付属するコスパの良さ
・競合他社の製品と比較して、シンプルな機能と操作性
・チューナー機能の追加により向上した使いやすさ
IK MULTIMEDIA / TONEX Pedalの口コミからわかるデメリット
・ノイズゲートの品質
・Send & Return端子がない
・ディレイが非搭載など、比較的シンプルな機能であるが故に、1台で完結することが難しい
・パソコンやタブレットとの連携が前提の仕様
・TONEXソフトウェアのUIが使いづらい
・マニュアルが英語のみ(日本語版なし)
まとめ
以上、「TONEX Pedal」の評判・口コミをメインに紹介してきましたが、いかがでしたか?
特に音質面においては、あらゆる口コミを探しましたが、不満ゼロと言えるほど満足されている状況でした。
音質面にこだわる方、そして、価格を安く抑えたい方にとって、有力で優秀な製品と言えます。
一方で、以下のような不満が特に目立ちました。
・ノイズゲートの品質
・Send & Return端子がない
・シンプルな機能であるが故に、1台で完結することが難しい
・マニュアルが英語(日本語版なし)
デメリットが気にならないようであれば、高音質でコスパの良い、非常に優秀な製品です。
ぜひ、自身に適した製品なのか判断して、購入を検討してください。
以上、サルルーンでした!
ではでは、したっけね~!
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