ギタリスト、ベーシストの皆さん。
熾烈(しれつ)を極めるヘッドホンアンプ市場に、最強の覇者が現れました。
ついに天下のBOSSが、ギター・ベース両用のヘッドホンアンプ「KATANA:GO」をひっさげて登場したのです!
高品質な「KATANAアンプサウンド」や「BOSSエフェクト」の多数搭載はもちろんのこと、立体音響テクノロジーによる没入感溢れる「STAGE FEEL機能」、サウンド編集やSESSION機能が使える専用アプリ「BOSS TONE STUDIO」、オーディオ・インターフェイス機能の搭載など、類似製品を圧倒するような機能を凝縮した魅力的な製品です。
はたしてヘッドホンアンプ市場に試合終了のゴングは鳴るのか?
詳細を確認しながら、「KATANA:GO」の魅力に迫ります。
なお、あらかじめ個人的な結論だけをお伝えすると、多くの方にオススメできる「迷わず買いの製品」です。
どうぞ最後までご覧ください。
磨き抜かれた高品質で多彩なサウンドを凝縮
長年のノウハウにより磨かれ洗練された「KATANA Ampサウンド」や「BOSSエフェクト」譲りの高品質なサウンドが凝縮されています。
・ギター・モード:10種類のアンプ、60種類以上のエフェクト
・ベース・モード:3種類のアンプ、60種類以上のエフェクト
ギター・モードでは、ハイゲイン・サウンドのBROWN /クリアで透き通るような音色が特徴のCLEAN /ファットなCRUNCHなど幅広いサウンドを網羅。
ベース・モードでは、真空管アンプ特有の豊かな倍音成分が得られるVINTAGE /スラップに最適なレンジの広いMODERNなど、個性際立つタイプから選択可能です。
なお、モバイル端末とBluetooth接続することで、専用アプリでその全てを駆使したサウンドメイクが可能です。
また、作成したサウンドを本体に保存して、いつでも簡単に呼び出すことができます。
小さな本体からは想像できない、BOSS自慢のあなどれない高音質に驚くことでしょう。
耳にも優しい、没入感のある異次元サウンド
BOSSの立体音響テクノロジーを用いた「STAGE FEEL機能」を搭載しています。
以下のように、アンプ・サウンドとBluetoothオーディオの定位をそれぞれ自由に配置することできます。
・アンプの前で演奏しているようなサウンド(正面アンプ)
・後ろに置いたアンプの前で演奏しているようなサウンド(背面アンプ)
・ステージでバンド・アンサンブルを行っているようなサウンド
本当にその場にアンプや楽器が存在するかのような、空気感たっぷりのリアリティー溢れるサウンドに驚くことでしょう。
唯一無二、他社の類似製品では得られない、BOSSだけの特別な機能です。
なお、「STAGE FEEL機能」には耳への負担を軽減できるメリットもあります。
一般的にヘッドホンで聴くギターサウンドは、スピーカーが耳元で鳴っているように感じるため、耳への負担も大きく、長時間の練習には適していません。
しかし、「STAGE FEEL機能」を利用することで、違和感のない適度な距離感と空気感が生まれ、不要な音量を抑えながら、聴覚上の圧迫感などを軽減できるメリットがあります。
ぜひ、耳を労わりながら、極上のバーチャル空間で演奏を楽しみましょう。
使いやすさと高い柔軟性で即戦力に
30のプリセット・メモリーと視認性に優れた有機ELディスプレイを搭載することで、即戦力かつ抜群の使いやすさを誇ります。
また、ワンタッチでアクセス可能なチューナー機能も搭載されています。
また、「KATANA:GO」はBOSSの「KATANA Ampシリーズ」で作成したメモリーを読み込むことができます。
つまり、さらに膨大なサウンドが用意されているというワケです。
視認性に優れた有機ELディスプレイは、プリセット選択などに利用するほか、内蔵のチューナー使用時にも活躍します。
チューナーを別途で用意することなく、「KATANA:GO」にギター/ベースに接続するだけで、手軽にチューニングして即座に演奏を楽しめるのは大きなメリットでしょう。
加えて、外出先(ライブの控え室・屋外など)における手荷物が減るのは嬉しいですね。
モバイル端末との無線接続により、さらに広がる用途
Bluetooth接続(無線接続)により、モバイル端末からのワイヤレス・オーディオ再生が可能です。
また、専用アプリ「BOSS TONE STUDIO」を通じて、SESSION機能も利用できます。
さらに、モバイル端末とBluetooth接続すれば、専用アプリでその全てを駆使したサウンド編集が可能。
もちろん、作成したサウンドを本体に保存して、いつでも呼び出すことができます。
視認性に優れた有機ELディスプレイを搭載しているとは言え、物理的なサイズの問題により、さすがにサウンド編集においては限界があります。
そんな限界を払拭するアイテムが、専用アプリ「BOSS TONE STUDIO」(iOS/Android)です。
スマホやタブレットなどのモバイル端末から直感的な画面で操作できるため、簡単なサウンド編集はもちろんのこと、詳細なパラメーターを操作することにより、さらに踏み込んだ複雑な音作りも可能です。
加えて、「SESSION機能」により練習の効率が飛躍的に向上します。
SESSION機能とは?
アプリ内で再生したYouTubeコンテンツに合わせて演奏することができます。
また、リピートの設定や再生速度の変更に加え、指定したポイントでメモリー(音色)を自動的に切り替えることができるなど、練習に心強い便利な機能が満載です。
さらに、加えたマーカーなどの設定も含めてアプリへ保存すれば、自分だけの練習コンテンツをいつでも呼び出すことが可能になります。
特に革命的とも言えるのが、指定したポイントでメモリー(音色)が自動的に切り替わる機能です。
ギターの音色を変える手間がなくなり、練習や演奏に集中できます。
総じて、音作りから練習までスムーズに行える直感性と利便性の高さは、練習や演奏までのハードルを大きく下げて、利用頻度を極限まで高めてくれるでしょう。
つまり、ギターを弾く頻度が自然と多くなり、人生の楽しさと豊かさが増えるというワケです。
コミュニティの活用で、無限のサウンドを獲得
オンライン・プラットホーム「BOSS TONE EXCHANGE」では、他のユーザーとライブセットを自由に共有できます。
また、別製品の「KATANA」や「KATANA BASS Amp」で作成したメモリーもロード可能です。
実質、無限とも言える膨大なサウンドが手に入るため、音作りが苦手な方や億劫に感じる方、初期収録のプリセットに満足できない方も安心して利用できます。
自慢のサウンドを世界に配信して、優秀なサウンドビルダーとして頂点を極めるのも一興でしょう。
革新的な手軽さと機能で、録音から配信までを高いレベルでサポート
「KATANA:GO」の活躍は、日々の練習や演奏だけにとどまりません。
驚くべきことに「オーディオ・インターフェイス機能」まで搭載しています。
USB Type-C端子からPC・モバイル端末などと接続するだけで、簡単に高音質のレコーディングが行えるのです。
もちろん、内蔵されている「KATANAアンプサウンド」や「BOSSエフェクト」を活用した高品質なサウンドも利用可能です。
さらに、「STAGE FEEL機能」を活用した立体的なサウンドでの録音が可能であるため、通常の録音では難しい臨場感たっぷりな音色を、いとも簡単に再現しながら録音できるのです。
加えて、ループバック機能も搭載しているため、いわゆる「弾いてみた系」の動画を簡単に作成できます。
楽曲制作はもちろんのこと、スマホと接続してSNSから演奏を配信したり、練習時に録音した自身の演奏を聴き返してスキルアップを目指したりなど、活躍の場が大きく広がります。
現代のミュージシャンが求めるであろう機能を盛り込みつつ、極限まで手軽さを追求した圧倒的な柔軟性には驚くばかりです。
その他にも魅力が満載
プラグ部分が柔軟に可動
プラグ部分が柔軟に可動するため、あらゆるギターやベースに装着できます。
ギターに接続した際には「KATANA:GO」本体の角度を自由に調節できるため、視認性を確保しながら操作もラクラクです。
充電式バッテリー内蔵
5時間の連続使用が可能な充電式バッテリーが内蔵されており、USB Type-C端子を使って
充電できます。(約3時間で満充電)
少し使用時間が短いようにも感じますが、通常の利用においては差し支えない範囲でしょう。
Bluetooth接続(無線)によるコントロールが可能
別売りの「EV-1-WL」(ワイヤレスMIDIエクスプレッションペダル)、「FS-1-WL」(ワイヤレスフットスイッチ)を接続することで、「KATANA:GO」の専用アプリで設定した機能をワイヤレスでコントロール可能です。
煩わしいケーブル類を気にすることなく、スマートにボリューム/ワウ・ペダルやメモリーのアップ/ダウン、エフェクトのON/OFFが足元で操作できます。
専用ポーチを別売りで用意
本体や充電ケーブルをまとめて持ち運べる別売りの専用ポーチ「CB-KTNGO」が用意されています。
スリムで耐久性にすぐれた専用ポーチは、「KATANA:GO」と充電ケーブル・イヤホン・その他小物を衝撃や摩擦から守ります。
さらに、ケーブル・タイを付属しており、メイン・ポケットに本体と合わせて充電ケーブルを綺麗にまとめることができます。
蓋側にはメッシュ・ポケットを装備しており、イヤホン・ピック・その他小物の収納に便利です。
なお、メイン・ポケットの仕切りは位置の調整や取り外しが自在で、BOSS WL-20 / WL-20L / WL-30XLRなどのアイテムにも対応します。
持ち運びを予定している方には嬉しいアイテムですね。
結局のところ「KATANA:GO」は買いなのか?
個人的な結論は、「迷わず買いの製品」です。
あらゆるメーカーからヘッドホンアンプが販売されていますが、ここまで高いレベルで満足できるような製品は他にありません。
ヘッドホンアンプに求められる機能や性能を集約させており、まさに「全部入り」とも言える製品です。
加えて、立体音響テクノロジーを用いた「STAGE FEEL機能」や、練習・配信に便利な「SESSION機能」などのBOSS独自機能により、他社の類似製品と大きく差別化できています。
基本性能の高さはもちろんのこと、未来を見据えているようなプラスアルファの側面も持ち合わせており、向こう数年も有効活用できる余力さえ感じます。
さすが後発組といったところで、現時点においては最強とも言えるような製品が爆誕しました。
この小さな製品だけで、こんなにも素晴らしいサウンドと環境でギターを楽しめるなんて、本当に素敵な時代になりました。
もはや、重い機材が当たり前の時代は終わり、さらに、アンプ・エフェクター・シールド等の機材を用意する必要すらなくなりました。
極論、ギターとヘッドホンだけあれば良いのです。
これだけで、練習も録音も発信も、すべて難なくこなせてしまうのです。
今まで以上に、身軽で便利な時代が到来したことにワクワクします。
ミニマリストはもちろんのこと、機材が多くなりがちなエレキギタリストも喉から手が出る、いや、体が出てきてしまいそうなほど欲しくなる、魅力的な製品でしょう。
「KATANA:GO」のデメリットについて
完成度の高い「KATANA:GO」ですが、あえてデメリットを挙げるとすれば以下でしょうか。
・ヘッドホンアンプとしては高価な部類
・全部入りゆえのオーバースペック
ヘッドホンアンプとしては高価な部類
あらゆる機能を詰め込んでいるため、ヘッドホンアンプとしては高価な部類に入ります。
価格面だけを見れば躊躇(ちゅうちょ)するでしょう。
しかし、機能や性能を考えれば妥当な価格設定であり、むしろ安いとすら思えるコスパの高さを感じます。
それにギター機材としては安価な部類です。
全部入りゆえのオーバースペック
豊富な機能を全ての人が利用するワケではないため、人によっては不要な機能が多過ぎる「オーバースペックな製品」になり得ます。
とは言え、「KATANA:GO」購入後に機能・性能不足を感じることは少ないため、後々に機能・性能不足を理由に買い替えする可能性を想定すれば、結果的には安上がりになり得ます。
商品を比較したり、選ぶ時間(迷う時間)の労力など、無駄に浪費することも「もったいない」ですからね。
総じて、安価でシンプルを求める人には「KATANA:GO」はオススメできませんが、多くの方にとって満足できる無難かつ優秀な製品です。
一方で、「音が出れば良い」くらいのシンプルな製品を求める方は、他社の数千円程度で購入できる製品を選んだ方が良いでしょう。
ただし、言葉を選ばず言えば、安価な製品のほとんどが「安物買いの銭失い」で、結局買い直しするユーザーが多いのも事実です。
以下のような不満が生じて、結局買い直しするリスクを、あらかじめ認識しておきましょう。
・プラグ部分が可動せず、装着できない
・音色や機能が少なすぎて使い物にならない
・音質が悪い
・USB接続できない
・チューナー機能が付いておらず、別途で用意が必要
・無線(Bluetooth)利用できず、コード類が煩わしい
・見た目(デザイン)がダサい
余談ですが、私は常に以下の格言をもとに買い物をしております。
その他の細かなデメリットや要望について
備忘録として、現時点で思いつく、そのほかの細かなデメリットや要望を残します。
・装着後、不意に動くことで周囲に当たって(ぶつけて)壊してしまうことへの不安
・装着後、KATANA:GOの重みによるシールドジャックへの負荷の不安
・ボディ裏にシールドジャックを備えているギター・ベースへの接続は難しい
・利用時間が5時間と、決して長くない(むしろ短いとすら感じる)
・ヘッドホンとワイヤレス接続できるバージョンを販売してほしい
・チューナー機能のほか、練習用としてメトロノームやドラムマシンの機能を搭載してほしい
・カラーバリエーションを増やしてほしい
・本体サイズを、さらに縮小してほしい
まとめ
「KATANA:GO」は、BOSSの長年の経験とノウハウ、洗練された技術が詰まった高品質なヘッドホンアンプです。
自慢の高品質な「KATANAアンプサウンド」や「BOSSエフェクト」の多数搭載はもちろんのこと、立体音響テクノロジーによる没入感溢れる「STAGE FEEL機能」、サウンド編集やSESSION機能が使える専用アプリ「BOSS TONE STUDIO」、オーディオ・インターフェイス機能の搭載など、類似製品を圧倒するような機能を凝縮した魅力的な製品です。
操作も簡単で、30のプリセット・メモリーと有機ELディスプレイを備え、モバイル端末とのBluetooth接続により柔軟なサウンドメイクも可能。
さらに、オンライン・プラットホーム「BOSS TONE EXCHANGE」を活用することで、他のユーザーとサウンドを共有し、無限のサウンドを獲得できます。
また、「オーディオ・インターフェイス機能」により、手軽に高音質のレコーディングが可能で、「弾いてみた」などの発信もスムーズに行えます。
一方で、ヘッドホンアンプとしては少し高価な「KATANA:GO」ですが、その性能と機能から考えるとコストパフォーマンスに優れた製品と言えます。
一部のユーザーにとってはオーバースペックかもしれませんが、いずれにせよ、多くの方にオススメできる優秀な製品でしょう。
ぜひ、自身に必要な製品であるかご検討ください。
以上、サルルーンでした!
ではでは、したっけね~!
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